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【箱根駅伝2021】城西大学 三本柱に次ぐ1年生の存在

 

今年の城西大学は菊地・砂岡・菅原の三本柱で戦ってきた。

 

昨年はまさかの箱根駅伝予選敗退だったが、上位陣は本戦でも通用するレベルだった。今年は予選通過のために1年生を強化し、ハーフの距離に対応できるように強化してきた。実際、予選会には1年生5人が出走を果たした。三本柱で稼ぎ、その他選手が粘る作戦が功を奏し、見事3位で本戦出場を決めた。

その後の全日本大学駅伝では1区から砂岡→菊地→菅原と三本柱を序盤から投入した。コース変更後の全日本大学駅伝は後半の比重が高くなったが、お構いなしに前半に固めた。監督の思いが届いたのか、2区で首位に立つことに成功した。予選会の疲れもあり総合16位だったが、山がはまれば箱根本戦が面白そうだった。

 

箱根本戦も全日本大学駅伝同様、砂岡→菊地→菅原の順で3区まで並べた。作戦は言うまでもなく3区までで上位につけ、その後は粘るだった。しかし予定通りには行かなかった。砂岡選手は7位だったが、菊地選手が順位を落とし9位となってしまう。そして全日本大学駅伝から不調の菅原選手で14位まで落ちてしまい厳しい状況となってしまった。

4区梶川選手も区間18位で誤算だったが、今年の城西大学はこれで終わらなかった。1年生ながら5区を託された山本唯翔選手がリズムよく上り、3人抜きの区間6位だった。6区の1年生野村選手も区間11位だったが、平地の残り3kmで失速しただけで下りの適正は十分見せつけられた。城西大学は山区間を1年生で好成績を残せた。しかし7区以降が振るわず総合16位で今年の箱根駅伝は終わった。

 

三本柱が少し物足りなかったが、山区間を1年生で乗り切れたのは来年以降の収穫だった。来年は新たな三本柱、砂岡・山本唯翔・野村が誕生するかもしれない。

 

第97回箱根駅伝の結果(城西大学)

総合順位 16位(11時間11分20秒)

往路順位 13位(5時間35分44秒)

復路順位 15位(5時間35分36秒)

区間 選手名 学年 区間記録 区間順位 チーム順位
1区 砂岡 拓磨 3 1:03:21 7位
2区 菊地 駿弥 4 1:08:12 11位 7→9
3区 菅原 伊織 4 1:05:28 17位 9→14
4区 梶川 由稀 4 1:05:40 18位 14→16
5区 山本 唯翔 1 1:13:03 6位 16→13
6区 野村 颯斗 1 59:11 11位 13→12
7区 藤井 正斗 2 1:05:02 13位 12→12
8区 新井 颯人 1 1:07:18 19位 12→13
9区 宮下 璃久 3 1:11:03 13位 13→13
10区 雲井 崚太 4 1:13:02 19位 13→16
貴田 勇斗 4
堀越 大地 1
熊谷 奨 2
小島 拓 2
山中 秀真 1
山本 樹 1

 

 

まとめ

4年生の起用は4人と通常だったが、1年生を3人起用したのは来年以降を見据えて大きかった。

さらに選手層が厚くなればシード権は取れるだろう。

現1年世代の更なる活躍に期待したい!

 

 

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◎箱根駅伝公式サイト

 

本記事の著者

24才 ランニング歴5年
箱根駅伝は小学生の頃から毎年見ており、初代山の神今井正人選手の活躍から知っている
ハーフのPB:1時間25分28秒
フ ルのPB:3時間37分59秒

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