2020年12月20日(日)に第71回全国高校男子駅伝が開催されました。
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もくじ
総合結果
順位 | チーム(高校) | 都道府県 | タイム |
優勝 | 世羅 | 広島 | 2時間01分31秒 |
2位 | 仙台育英 | 宮城 | 2時間01分44秒 |
3位 | 洛南 | 京都 | 2時間02分07秒 |
4位 | 倉敷 | 岡山 | 2時間02分08秒 |
5位 | 佐久長聖 | 長野 | 2時間02分30秒 |
6位 | 九州学院 | 熊本 | 2時間03分35秒 |
7位 | 須磨学園 | 兵庫 | 2時間03分44秒 |
8位 | 大牟田 | 福岡 | 2時間04分18秒 |
9位 | 大分東明 | 大分 | 2時間04分27秒 |
10位 | 智弁カレッジ | 奈良 | 2時間04分29秒 |
11位 | 東農大二 | 群馬 | 2時間04分32秒 |
12位 | 滋賀学園 | 滋賀 | 2時間04分35秒 |
13位 | 埼玉栄 | 埼玉 | 2時間04分41秒 |
14位 | 小林 | 宮崎 | 2時間04分48秒 |
15位 | 青森山田 | 青森 | 2時間05分12秒 |
16位 | 学法石川 | 福島 | 2時間05分18秒 |
17位 | 八千代松陰 | 千葉 | 2時間05分20秒 |
18位 | 一関学院 | 岩手 | 2時間05分26秒 |
19位 | 国学院久我山 | 東京 | 2時間05分27秒 |
20位 | 浜松商業 | 静岡 | 2時間05分33秒 |
21位 | 鎮西学院 | 熊本 | 2時間05分57秒 |
22位 | 鳥栖工業 | 佐賀 | 2時間06分01秒 |
23位 | 水城 | 茨城 | 2時間06分08秒 |
24位 | 秋田工業 | 秋田 | 2時間06分10秒 |
25位 | 四日市工業 | 三重 | 2時間06分28秒 |
26位 | 西京 | 山口 | 2時間06分28秒 |
27位 | 札幌山の手 | 北海道 | 2時間06分37秒 |
28位 | 豊川 | 愛知 | 2時間06分40秒 |
29位 | 大阪 | 大阪 | 2時間06分42秒 |
30位 | 東海大山形 | 山形 | 2時間06分53秒 |
31位 | 中越 | 新潟 | 2時間06分53秒 |
32位 | 鹿児島実業 | 鹿児島 | 2時間07分18秒 |
33位 | 高岡向陵 | 富山 | 2時間07分29秒 |
34位 | 北山 | 沖縄 | 2時間07分31秒 |
35位 | 益田清風 | 岐阜 | 2時間07分55秒 |
36位 | 敦賀気比 | 福井 | 2時間07分58秒 |
37位 | 相洋 | 神奈川 | 2時間08分36秒 |
38位 | 那須拓陽 | 栃木 | 2時間09分16秒 |
39位 | 宇和島東 | 愛媛 | 2時間09分22秒 |
40位 | 智弁和歌山 | 和歌山 | 2時間09分55秒 |
41位 | 遊学館 | 石川 | 2時間09分57秒 |
42位 | 小豆島中央 | 香川 | 2時間10分30秒 |
43位 | 平田 | 島根 | 2時間11分32秒 |
44位 | 鳥取城北 | 鳥取 | 2時間11分55秒 |
45位 | つるぎ | 徳島 | 2時間11分59秒 |
46位 | 山梨学院 | 山梨 | 2時間12分44秒 |
失格 | 高知中央 | 高知 | 記録なし |
世羅高校が女子とのアベック優勝を果たしました。
当然選手層の厚さも優勝の要因ですが、一番はムワンギ選手の区間新記録でしょう。2年生でサムエル・ワンジル選手の記録を破るとは思いませんでした。
2位の仙台育英高校はアンカー白井選手が追い上げましたが、惜しくも13秒及びませんでした。
3位の洛南高校は日本人選手だけでの最高記録を樹立しました。1区若林選手の活躍が流れをつくりました。
4位以下では倉敷・佐久長聖高校の1年生南坂・吉岡選手の活躍が印象的でした。また倉敷高校山田選手の区間タイ記録は、来年の活躍を期待させるものでした。
個人結果
<1区(10km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 鶴川 正也(3) | 九州学院 | 28分56秒 |
2位 | 尾﨑 健斗(3) | 浜松商業 | 29分02秒 |
3位 | 若林 宏樹(3) | 洛南 | 29分06秒 |
4位 | 徳丸 寛大(3) | 鹿児島実業 | 29分12秒 |
5位 | 伊藤 大志(3) | 佐久長聖 | 29分14秒 |
6位 | 梶谷 優斗(3) | 滋賀学園 | 29分15秒 |
7位 | 吉居 駿恭(2) | 仙台育英 | 29分17秒 |
8位 | 喜多村 慧(3) | 須磨学園 | 29分18秒 |
上位3人の中では尾﨑選手が基本主導権を握っていましたが、鶴川選手のラストは昨年の悔しさを晴らすものでした。また東農大二の石田選手が5kmまで先頭を走り、世代NO.1のトラック実力者だと印象づけました。たださらに上に行くにはスタミナ面の強化が必要でしょうか。
<2区(3km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 村尾 雄己(2) | 佐久長聖 | 8分01秒 |
2位 | 大森 駿斗(3) | 智弁カレッジ | 8分04秒 |
3位 | 小山 翔也(1) | 埼玉栄 | 8分06秒 |
4位 | 後藤 謙昌(3) | 仙台育英 | 8分08秒 |
5位 | 吉本 真啓(3) | 世羅 | 8分09秒 |
5位 | 中西 洸貴(3) | 国学院久我山 | 8分09秒 |
7位 | 大塚 直哉(2) | 豊川 | 8分10秒 |
8位 | 木實 優斗(3) | 九州学院 | 8分11秒 |
村尾選手が7分台まであともう少しという好走でしたが、印象としては九州学院木實選手の序盤から飛ばす走りが強かったですね。
<3区(8.1075km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | C・ムワンギ(2) | 世羅 | 22分39秒★ |
2位 | D・キサイサ(3) | 大分東明 | 23分04秒 |
3位 | J・ムイガイ(1) | 青森山田 | 23分24秒 |
4位 | I・キプチルチル(1) | 倉敷 | 23分26秒 |
5位 | 佐藤 圭汰(2) | 洛南 | 23分40秒 |
6位 | 越 陽汰(3) | 佐久長聖 | 23分54秒 |
6位 | 倉掛 響(3) | 小林 | 23分54秒 |
8位 | J・モゲニ(1) | 遊学館 | 23分57秒 |
★は区間新記録
ムワンギ選手はサムエル・ワンジル選手の従来の区間記録を1秒上回り、チームの優勝を導きました。
日本人トップは佐藤選手で、ここで粘れたのが最終的に3位表彰台に入る大きな要因となった気がします。
<4区(8.0875km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 吉岡 大翔(1) | 佐久長聖 | 23分05秒 |
2位 | 山平 怜生(3) | 仙台育英 | 23分08秒 |
3位 | 南坂 柚汰(1) | 倉敷 | 23分09秒 |
4位 | 服部 壮馬(3) | 洛南 | 23分17秒 |
4位 | 広内 楓(2) | 須磨学園 | 23分17秒 |
6位 | 三角 隼人(3) | 埼玉栄 | 23分18秒 |
7位 | 竹割 真(2) | 九州学院 | 23分22秒 |
7位 | 牛 誠偉(3) | 浜松商業 | 23分22秒 |
佐久長聖吉岡選手はまだ1年生で今後どこまで行くのか期待させる走りでした。中継ではあまり目立ちませんでしたが、南坂選手も1年生でここまでの好成績だったのは今後に期待できるでしょう。
<5区(3km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 内藤 一輝(3) | 洛南 | 8分41秒 |
1位 | 小原 快都(3) | 仙台育英 | 8分41秒 |
3位 | 濱田 光(3) | 鎮西学院 | 8分47秒 |
4位 | 古旗 朝輝(3) | 佐久長聖 | 8分48秒 |
5位 | 石堂 壮真(1) | 世羅 | 8分49秒 |
5位 | 清尾 琉斗(3) | 四日市工業 | 8分49秒 |
7位 | 上田 大樹(2) | 鳥栖工業 | 8分51秒 |
7位 | 草苅 成海(2) | 東海大山形 | 8分51秒 |
世羅の石堂選手がここで2位以下と差を詰められなかったのは地味に大きかったでしょう。区間上位は3年生が多く占めました。
<6区(5km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 堀 颯介(2) | 仙台育英 | 14分28秒 |
2位 | 中田 千太郎(3) | 智弁カレッジ | 14分34秒 |
3位 | 楠木 悠人(3) | 小林 | 14分38秒 |
3位 | 熊谷 哲平(2) | 一関学院 | 14分38秒 |
5位 | 田中 廉(3) | 大牟田 | 14分40秒 |
6位 | 吉川 響(2) | 世羅 | 14分41秒 |
7位 | 植松 孝太(3) | 佐久長聖 | 14分43秒 |
7位 | 山崎 伊吹(1) | 学法石川 | 14分43秒 |
堀選手が2位まで順位を上げたことが最終7区での猛烈な追い上げを呼び込んだと言えそうです。智弁カレッジの中田選手の好走は、チーム初の入賞に向けて大きなものでした。
<7区(5km)>
区間 | 選手名・学年 | チーム(高校) | タイム |
1位 | 山田 修人(2) | 倉敷 | 13分58秒〇 |
2位 | 白井 勇佑(3) | 仙台育英 | 14分02秒 |
3位 | 塩出 翔太(2) | 世羅 | 14分20秒 |
4位 | 溜池 一太(2) | 洛南 | 14分24秒 |
5位 | 内山 喜宝(3) | 東農大二 | 14分25秒 |
6位 | 本間 楓(1) | 埼玉栄 | 14分35秒 |
7位 | 安原 海晴(1) | 滋賀学園 | 14分37秒 |
7位 | 宮川 康之介(3) | 鎮西学院 | 14分37秒 |
〇は区間タイ記録
仙台育英の白井選手は31秒差から13秒差まで5000m13分台塩出選手相手によくやったといえるでしょう。
山田選手は何とか3位表彰台へとの頑張りが区間タイ記録を生み出したのではないでしょうか。
まとめ
世羅高校は主力が来年も残るため、連覇の可能性が高そうです。
対抗は倉敷高校。留学生も含め、伸びしろ十分な気がします。
また洛南・佐久長聖高校など日本人だけで戦う高校の活躍も期待したいところですね。