2020年12月4日(金)にヤンマースタジアム長居で日本陸上競技選手権大会・長距離種目が行われました。
例年であれば6月下旬頃に短距離や投擲種目等と一緒に行われるのですが、コロナウイルスの影響で東京オリンピックが延期となり、参加標準記録が認められる12月1日以降での開催となりました。
今大会で参加標準記録を突破しての優勝もしくは2020年4月5日以前の有効期間に参加標準記録を突破している選手が優勝した場合、東京オリンピックに内定します。
陸上日本選手権長距離種目の結果についてまとめてみました!
陸上日本選手権長距離種目の結果
女子3000mSC
優勝 石澤 ゆかり(エディオン) 9分48秒76
2位 吉村 玲美(大東文化大学) 9分49秒45
3位 藪田 裕衣(大塚製薬) 9分52秒19
大学2年生ながら連覇をかけて挑んだ吉村選手は転倒もあっても諦めずに追い上げましたが、惜しくも2位で終わりました。
優勝したのは2年ぶりにエディオンの石澤選手。日本歴代4位の好記録でしたが、オリンピック内定記録までは20秒弱あります。大学時代までは全くの無名で、社会人になってから急成長した遅咲きのランナーですが、32歳でも今が全盛期だと思って更なる活躍に期待したいところです。
男子3000mSC
優勝 山口 浩勢(愛三工業) 8分24秒19
2位 楠 康成 (阿見AC) 8分28秒01
3位 青木 涼真(Honda) 8分30秒81
3000mSCで活躍しているイメージの強い山口選手ですが、意外にも日本選手権初優勝。そして惜しくもオリンピック内定はならず、その差は2秒弱でした。城西大学出身で中距離だけでなく、駅伝でも活躍している選手ですが、ニューイヤー駅伝に出場するか標準記録に専念するかに注目です。
また昨年優勝の阪口選手は7位、リオオリンピック出場の塩尻選手は5位とともに奮いませんでした。