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【箱根駅伝2021】法政大学 エースとなった鎌田航生

 

法政大学に新たなエースが誕生した。

 

昨年は佐藤・青木のWエースだったが、今年は誰がチームを引っ張るか注目されていた。逆に言えばエースがいない分チーム力でカバーしないと箱根駅伝本戦に出られるか怪しいとされていた。

その懸念は箱根駅伝予選会で露呈してしまう。稼げるエースがいなかったこともあり、10km終了時点では完全に予選敗退ラインだった。それでも後半上げる作戦が功を奏し、チーム力で8位通過となった。

 

昔から法政大学は予選会に弱く、本戦に強いタイプだ。予選会をギリギリで通過しても、シード権を獲得することはあった。法政大学がシード権を獲得するときは山で結果を残すときである。今年も主力の清家選手等を配置する案があった。ただ実際には清家選手は4区の平地に回った。

 

1区は当日変更で鎌田選手となった。昨年2区だったが、坪田監督曰く河田選手の調子が良かったこともあり、1区に回ることができた。この作戦は功を奏した。六郷橋の仕掛けに上手く反応し、平担に戻ってから東海大学の塩澤選手と一騎打ちとなった。そしてラスト1kmからのスパートで見事先頭を守り切り区間賞獲得となった。

鎌田選手は1年生から箱根駅伝に出場し、8区で結果を残した。2年時も順調に成長して2区を託された。しかし19位で襷をもらったこともあり、区間18位と不完全燃焼だった。それでも2月のハーフマラソンで1時間2分19を出し、あとは駅伝で結果を残せばエースといえる存在だった。今回は2区ではなかったが、塩澤選手を相手に競り勝ったのはチームのエースとなったといえる。

しかしその後は全員区間2ケタで総合17位で終わった。いくらエースが1人いても箱根駅伝は10人で走るため、選手層を厚くし、1人1人のレベルアップが不可欠であることが必要だろう。

 

鎌田選手が最終学年となる来年、予選会通過を確実にするためにもさらにエース級のランナーがほしいだろう。

 

第97回箱根駅伝の結果(法政大学)

総合順位 17位(11時間13分30秒)

往路順位 16位(5時間37分14秒)

復路順位 17位(5時間36分16秒)

区間 選手名 学年 区間記録 区間順位 チーム順位
1区 鎌田 航生 3 1:03:00 1位
2区 河田 太一平 2 1:10:39 19位 1→16
3区 松本 康汰 2 1:04:43 12位 16→16
4区 清家 陸 3 1:04:09 11位 16→15
5区 古海 航 4 1:14:43 12位 15→16
6区 須藤 拓海 4 1:00:15 15位 16→17
7区 田辺 佑典 4 1:05:54 18位 17→18
8区 糟谷 勇輝 4 1:06:09 12位 18→18
9区 川上 有生 2 1:12:20 17位 18→17
10区 中園 慎太朗 2 1:11:38 15位 17→17
久納 碧 3
稲毛 崇斗 1
宗像 直輝 1
徳永 裕樹 2
中光 捷 3
奥山 智広 4

 

 

まとめ

鎌田選手は日本学生NO.1ランナーを目指せる力がある。

だからこそ鎌田選手から他選手が学び、個々のレベルアップを図ってほしい。

「オレンジ・エクスプレス」の再来が待たれる!

 

 

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◎箱根駅伝公式サイト

 

本記事の著者

24才 ランニング歴5年
箱根駅伝は小学生の頃から毎年見ており、初代山の神今井正人選手の活躍から知っている
ハーフのPB:1時間25分28秒
フ ルのPB:3時間37分59秒

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